<講座の内容>
「日記がほしい」。生誕100年の作家・太宰治の代表的な作品「斜陽」は、太宰から書くことを勧められた太田静子の日記に基づいて書かれている。2人の間に生まれた講師は、最近、「明るい方へ」(朝日新聞出版)を出版し、この中で、下曽我(神奈川県足柄下郡=現・小田原市)の静子の山荘を舞台にした、日記をめぐる太宰と静子の、きわめて繊細で、微妙な心のゆきあいを、赤裸々な筆致で書きおこしている。半生にわたり温めてきたエピソードなども交えながら、「父・太宰と母・静子と2人を結ぶ名画」を語ります。
<講師紹介> 太田 治子(おおた・はるこ)
1947(昭和22)年11月、神奈川県生まれ。明治学院大英文科卒業。86年「心映えの記」(中央公論社)で坪田譲治文学賞。「母の万年筆」「万里子の色鉛筆」「絵の中の人生」「青い絵葉書」「石の花-林芙美子の真実」など多くの著書がある。76年~79年、NHK教育テレビの番組「日曜美術館」で、司会アシスタントも務め、現在、NHKの番組「ラジオ深夜便」の「私のおすすめ美術館」に出演している。
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