今も身近で目にする日本の伝統文様には、さまざまな歴史や意味があります。
私たちの先人は大陸文化を受け入れつつ、日本の気候風土や、歴史の中で育まれたこまやかな感性で独自の文様文化を創造しました。その意匠の美しさには、幸せへの切なる願いや祈りもこめられて、衣、食、住を飾ってきたのです。
また、日本の文様は、四季、年中行事や民俗、あるいは文芸や伝統芸能、華道、茶道などこの国の文化と多面的に結びついて展開した魅力に富んだ世界でもあります。
伝統文様は歴史と意味を見直すことで、現代に生きる私たちのいろいろな場面を、心豊かにできるのではないでしょうか。
手工芸を楽しまれながら、文様に関心をお持ちの方にも、伝統を新しい形で生かす参考にしていただければと思います。
今期講座では毎回3~5点の文様をご紹介し、工芸品の映像もまじえてご一緒に楽しみたいと思います。(講師記)
■講師紹介 山口 貴実代(やまぐち きみよ)
東京都生まれ。学習院女子短期大学人文学科卒。2005年より、日本の文様文化を発信する図案塾で講師を務める。社団法人日本図案家協会会員。
■カリキュラム
1/26(1回目)幾何学的な文様Ⅰ(円 四角 三角)
2/23(2回目)幾何学的な文様Ⅱ(多角 その他の直線、曲線)
3/30(3回目)幾何学的な文様Ⅲ(縞 格子 その他)
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