気象予報士養成講座Ⅲでは、天気予報や防災情報を作成する技術で「実技試験」と呼ばれている知識を学びます。内容は、①気象概況及びその変動の把握、②局地的な気象の予想、③台風等緊急時における対応など2つの問題をそれぞれ75分で解答します。学科試験が基礎的な試験であるのに対して実技試験は気象現象の応用面であり、実務的な試験となっています。このため、地上から高層までの各種の実況天気図や予想天気図から気象状況を読み取り、将来の気象状況を予想して天気予報の作成や緊急時の防災対応などが求められます。
具体的には、冬の西高東低型の天気図と日本海側の雪と災害、南岸低気圧、日本海低気圧、二つ玉低気圧等、低気圧による災害と対応、梅雨前線と集中豪雨、北東気流による悪天、寒冷渦による気象変化、台風の予想と災害、日本各地で発生する局地的な気象(メソスケール現象)による災害、など四季折々の気象現象と防災時の対応などが出題されますので、それらを学んでいきます。(講師記)
<講師紹介>平沼 洋司(ひらぬま・ようじ)
気象予報士。気象庁予報部予報課予報官、成田航空地方気象台主任予報官、航空保安大学校非常勤講師などを歴任。著書に「知のビジュアル百科、天気のしくみ」「知のビジュアル百科、異常気象」(以上あすなろ書房・監修)、「空を見る」(筑摩書房)、「ビジュアル博物館 台風と竜巻」「ビジュアル博物館 気象」(以上同朋社・監修)、「空の歳時記」(京都書院)、「気象情報活用術」「あの日の空もよう」(以上PHP研究所)、「お天気生活事典」(朝日新聞社)、「最新 気象の事典」(東京堂・執筆メンバー)、「お天気経済学」(恒友出版)、「子供図鑑てんき」(学研)、「知っておきたい異常気象」(大蔵省出版・共著)、「おもしろ気象学」(朝日新聞・共著)、「夏がなくなる日」(光文社・訳書)など。また、朝日新聞「窓を開ければ」「空の色・風の音」、日経新聞「お茶の間天気図」、日経サイエンス「空模様」、NHK広報誌「SQUARE」などで連載コラムを執筆。その他テレビ、ラジオに出演多数。
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