「やおい」あるいは「ボーイズラブ(BL)」と呼ばれる、「主に女性が描き女性が読む、男性どうしの恋愛・性愛の物語」に注目が集まっています。このようなジャンルは、70年代少女マンガにおける「美少年愛」を端緒としつつ、80年代の「パロディ同人誌」ブームを経て、現在の量的・質的な発展に至っています。
現代の女性たちはなぜ、やおい、ボーイズ・ラブに魅了されるのでしょうか。本講座では、様々な表現の読解とともに心理的解説を試みます。
<講師紹介>
斎藤 環(さいとう・たまき)
1961年岩手県生まれ。筑波大学医学研究科博士課程修了。医学博士。現在、爽風会佐々木病院・診療部長。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、ラカンの精神分析、「ひきこもり」問題の治療・支援ならびに啓蒙活動。 漫画・映画・その他サブカルチャー全般を愛好。著書に『思春期ポストモダン』(幻冬舎)、『ひきこもりはなぜ「治る」のか?』(中央法規出版)ほか多数。
金田 淳子(かねだ・じゅんこ)
1973年、富山県生まれ。浪人時代に上京。東京大学法学部卒業後、なぜか、東京大学文学部(社会学)に学士入学。人生すごろく「一回休み」ぐらいのつもりが、そのまま、東京大学大学院人文社会系研究科(社会学専門分野)修士課程修了、2007年3月に博士課程単位取得退学。10年以上を大学で過ごして廃人同然になりつつ、佐藤健二・吉見俊哉編著、『文化の社会学』(有斐閣、2007)所収の「第7章 マンガ同人誌」等を執筆。その後「ユリイカ」(青土社)などで、マンガ・おたく・やおい系ライターとして活動中。
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