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大阪国際会議場大ホール。約1000人が同時通訳のイヤホンをつけて聞き入った。認知症の無料国際シンポ。

次の日から始まる国際老年精神医学会のプレイベントとして開催したもので、住友生命健康財団が主催し、ACCが企画運営を請け負ったものだ。

講座内容から講師依頼、会場選定、参加者募集、そして当日の受付から終了までの運営がACCの仕事になる。多くはないスタッフでこなすのは慣れているが、国際シンポだったので、講師には日本の2学者のほか3人の外国人をお願いした。

約5ヶ月に及ぶ準備を経て、いよいよ参加者の募集にまでこぎつけたのは2ヵ月前。会場が大阪なので、朝日新聞大阪本社の協力も得て、新聞広告のほかお知らせ記事などを掲載してもらい定員1500人の募集を開始した。新聞に折り込みチラシも入れた。認知症が社会の関心を集め始めてきていることもあって、出足は順調。開幕1週間前には満員になり、その後の参加申し込みはお断りしなければならないほどだった。

あとは、当日の運営を順調にこなすだけ。だが、心配は尽きない。無料のイベントは、当日の天候などで参加者の数が大きく変わる。満員になるはずの人を集めたのに、雨だったため6割くらいしか来なかったこともある。

さて、当日はうす曇り。これならだいじょうぶ、と安心したのがいけなかったのか。出足が鈍い。じりじりしながら受付を始めたが、ついに満員にはならなかった。参加者の数としてはまずまずだったものの、満員に近い人を期待して準備してきた者としては、疲れがどっと出る思いだった。おまけに、参加者に貸し出したイヤホンの回収整理をした結果、3個が紛失していた。参加者のアンケートには「難しすぎた」という声もあった。国際学会のプレイベントということで、外国人講師も招いたため、内容がやや専門的になったのかもしれない。これらは、反省として次の企画に反映させなければならない。

それにしても、大阪が恨めしかった。(S)