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« 今夏こそ | まほうのことば »

【暑】東京はこの8月、まとまった降水あったのは2日間だけだという(24日現在)。だからだろうか、暑さが身にしみる。
岐阜県や埼玉県で40度超の気温を観測したように、列島は酷暑ごとラッピングされてしまったかのようだ。中東部太平洋の海水面温度が平年より低くなるラニーニャ現象が影響しているといわれるが、万物の霊長といっている人間も、まだまだ自然にはかなわないのだ。それどころか、人間が地球環境を悪化させているというのだから、凡人としてはせめてごみ減量化に協力しながら、この夏もじっと耐え抜くしかないのだろう。

【熱】そんな列島を、この夏の甲子園も熱くした。
延長再試合や強豪との延長戦を勝ち抜いて初の決勝進出を果たした佐賀北。古豪・広陵との頂点対決は、終盤までわずか1安打の劣勢。0-4で迎えた8回裏、押し出しで1点を返した後に出た逆転満塁ホームラン。9回表を抑えきって優勝してしまった。私立高校が圧倒的な強さを見せる甲子園で、公立高校が頂点に立ったのは96年の松山商(愛媛)以来11年ぶりだが、94年に優勝した佐賀商も公立だったのは因縁か。

【暑・熱・厚】年金問題に煽られ閣僚の失言や事務所費問題の噴出の中で戦われた参院選は、民主党の大勝だったが、敗戦の後始末をする自民党に酷暑が追い討ちをかけているかのようだ。防衛省の次官人事にからむ防衛相と事務次官の対立がマスコミを通して世間に露呈され、与党の自民党や公明党からも内閣の危機管理能力に疑問符が投げかけられるありさま。間もなく行われるという内閣改造は、いつにもなく国民の関心を集める。逆風を遮ることができる厚い防護壁となる陣容を整えることができるのか。そして、その隙をうかがう民主党。国民の目が届かないところで暑く熱い戦いが繰り広げられている2007年の夏は、いつ果てるともしれない。(S)