今年も、敗戦の夏がやってくる。8月15日をはさんで、あの戦の記憶がまた日本を包む。一方で、9条をめぐる憲法改定についての動き。
戦争体験はない。だが、戦争についての話はたくさん聞いた。そんな自分は、敗戦の意味を正面から考え、自分なりの答えを導き出しているのか?
「否」と答えざるを得ない。体験していないから。そんな暇はなかった。生きていくのに必要なかった。政治家の仕事じゃないか・・・言い訳は、いくらでもできる。それなのに、国に対しての不満は尽きない。歴史の中で、現在だけを切り離すことができないことは知っているはずなのだが。
戦争はいけない。それは、多くの人が口をそろえる。しかし、そのための方策となるとアプローチの仕方は異なる。「武力を保持してはいけない」「武力の均衡でその使用を抑止する」。あの戦争をどのように捉えているかの違いでもあるのかもしれない。
はっきり言えば、武力は持たないほうがいい。だが、持っている国とどのように向き合うのか。核兵器削減の掛け声のなかで、北朝鮮までが核保有宣言をしてしまう現実、夢見ていた非武装中立国家が非現実的と思えるようになってしまった自分。
今夏こそ、あの戦争の意味を考えてみよう。ACCで、さまざまな講座も展開しているのだから。(S)