まさに収穫されんとする白菜。大きく立派に育ったその群れを、トレーラーの大きなタイヤが踏み潰して行く。テレビニュースで流れる映像を見て、これも暖冬の影響だろうかと考えた。
3月になろうとするのに、東京にはこの冬、初雪さえ降っていない。遅い初雪の記録を更新中だ。このままでは、雪を見ずに早いサクラの開花を迎えるかもしれない。もっとも、東京でも3月に雪が降ったことがあるのだから、断定はできないけれど。
この暖冬のおかげで、この冬の通勤通学は白魔の被害からは免れている。東京の冬の恒例行事になっているかのような、雪による交通機関の混乱は起きていない。また、政府が提唱するウオーム・ビズによって温度が下げられた職場も、いつもの冬服スタイルで過ごすことができている。家庭でも、日中は暖房なしで過ごせる日が少なくなかった。
エルニーニョ現象やオゾンホールの拡大など、地球環境の悪化がどんどん進んでいるという。誰しもが、それを食い止めたいと願っているはずだ。しかし、その願いは、拡大するオゾンホールから宇宙のかなたへ飛散しているかのようだ。CO2削減のための京都議定書に背を向け続ける大国アメリカ。それを諌めることができる国はない。
そして、自分は何をしているのか? 暖冬の中で心は寒い。(S)