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« 「チェッ」という処世術 | そのまんま劇場 »

12月27日の東京は、最高気温が20度もあった。ACCのある西新宿でも、コートなしで行き交う人の姿が目立った。小台風みたいに強い風と雨に見舞われた前日とはうって変わって、人々の表情も心なしか穏やかだった。でも、高層ビル街を吹き渡る風のせいで、道端に吹き寄せられた黄色い落ち葉は淋しそうだ。地球温暖化の影響だろうか、この冬は異常に暖かいと感じる。そういえば、まだ一度もマフラーを首にしていない。

そんな2006年が暮れようとしている。そして、明ければ800万人とも言われる団塊世代(1947年~1949年生まれ)が退職し始める年だ。いわゆる「2007年問題」が動き出す。

ACCにとっても座してはいられない問題ではある。その証拠に、業界紙誌からたびたび取材を受ける。「団塊世代の受け皿の筆頭であるカルチャーさんは、2007年を手薬煉ひいて待っているのでしょう」と。その度に、こう答えてきた。「さぁ、あまり期待できないのでは、と思っているのですが」。

「競争・挫折・自立」が、この世代の特徴ではないかと思う。だから、集団で他人から教わる・学ぶ、ということに距離を置く人が多いのではなかろうか。そうは言っても、他の世代に比べて総数が圧倒的に多いのだから、ACCに来てくれる人も少なくないのではなかろうかとも思う。対策は考えなければならない。

800万人の胎動を感じながら、2007年を迎える。(S)