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ACCコラム  >  「チェッ」という処世術
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「怒りをコントロールすることのコツを覚えたんです。それは『チェッ』と思うこと」

11月18日。ACCの講座「プロフェッショナル 仕事の流儀 番外編」が住友ホールで開かれた。同名のNHKテレビ番組をトークショーにしたもので、茂木健一郎さんと住吉美紀さんという、おなじみの番組出演者二人が、アートディレクター佐藤可士和さんの生き様に迫った。

いまをときめく佐藤さんは、キリンレモンのニューデザインや携帯電話、CDジャケットなど、さまざまなヒット作を生み出しており、超多忙な日々をおくっている。この日も、ユニクロのNY店オープンの仕事をすませて前日帰国したばかり。

そんな多忙な日々の中でも佐藤さんは「楽しい日々はつくれる」という。合理フェチだから、むだになるのはイヤ。やったからには何かを得たい。だから、楽しくやろう……と。とはいえ、楽しくないときもある。そんなときは「チェッ」と思って捨てる。じゃぁ、ほかのことをやろう。楽しくない状況に怒ったりムカついたりしていると、エネルギーのムダ遣いだから。アートディレクターというのは、感情をデザインするのが最大の仕事、だという佐藤さんならではの生活と意見だった。

番外編ではあったが、冒頭に約15分、番組の映像の一部が会場のスクリーンに流れた。そこから抜け出したかのように、その登場人物が目の前で語り合う。300人近くの参加者は満足そうだった。

3人の話を聴いて、自分はまだまだプロにはなれない、と痛感した。日々、「チェッ」と思うことがたくさんある。(S)